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聞き上手は、話し上手 [コミュニケィション論]

何年かぶりに友人が訪ねてきた。愛知県小牧市に住んでいる。親戚の用事で帰ってきた。みんなの顔を見たいのでと言い出した。4人で近くの食堂で飲むことにした。

 「定年になったので年金を貰いながら人様の役に立つ仕事をしたいので結婚相談所の仕事をしている。」という。続けて、「お見合いの段取りをして引き合わせたのは良いが、2時間、一言も話をせずに帰ってきてしまった。驚いた。話題がないのだろうか?」

「コミニュケィションの技術が出来ていないのではないかと思われる。引きこもりでもあるまいし?」他のメンバーが応酬する。旧交を温めながらの情報交換だ。
 最近、何とか離れが起きているらしい。車離れ、活字離れ、恋愛離れ、酒離れ等の現象である。若い人たちの言うには面倒くさいらしい。「静かな革命がおきているのかもしれないなぁ。」 「我々の青春時代では到底考えられない価値観をもった。新人類ということか?」このメンバーは団塊世代とそのちっと前の人たちである。

 「それにしても、話題なんていくらでもありそうなものだが、なければ、質問してみることでコミニケィションは成立するが?かなり前、名司会者だった宮田輝さんだったか、高橋圭三さんだったかは知らないが、出演者の言ったことを反復することで有名だった。」例えば私を相手にすると「そうですか、長野県の出身ですか。善光寺で豆まきに呼ばれたことがありますが~。」継ぎの話ができる。聞き出すことで心のキャッチボールをしていることになるのでしょう。聞き上手は、話し上手につながるといえます。

 若い人たちにすれば、心躍るような感動的体験が少なくなっているのかもしれない。

 長い間一人ブレーンストーミングと言うことをしてきました。素材の言葉を聞き取るという作業です。この経験が役に立っている。商品でも素材でも誰に使ってもらいたいとか、どんな素材と引き合わせてくれと訴えているはずです。
これもまた聞き上手ということになるでしょう。

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