人間になりたかった犬の物語より ブログトップ
前の10件 | -

リラックスしましょうょ。 [人間になりたかった犬の物語より]

「お父さん。そろそろ、皆さんにリラックスしてもらったら、このところ、肩の張るような記事ばかりじゃない」と提案したのだ。

そう、私は、この家の柴犬です。この文章は私を擬人化しています。そして、私のブログとダブル投稿です。

ある日曜日の事である。この家族はお昼にホテルのバイキングに出かけたらしい。もちろん、私は置いてきぼりである。

毎月1回はそのようにしているようだ。たらふく食べてきたのでしょう。夕方になってもお腹がすかないらしい。その上お姉ちゃんはお出掛けのようです。

そうなると、この家は極端に貧相になる。「お父さん。お腹の具合は」と聞いている。「お酒のつまみだけあればいいょ」といっている。

買い物はしてきているので用意できるけれど、手抜きを決め込むらしい。

納豆と、キムチと、味噌マョセロリだ。これで晩酌を始めたが、そこになぜか饅頭があるのだ。饅頭なんかツマミになるのかと思っていたら、「饅頭怖い」どころの話じゃない。しっかり、ツマミになっているのだ。

そのうちに、「オーイ、マメ。餡子いるのか」と聞いてきた。餡子には目がない。何回か餡子をいただいた。こういうツマミも悪くなさそうだけれど、・・・・・。(大きな声じゃいえないけれど、私にはこのほうがメリットがある。砂糖だけ変えればアンチエイジングになるらしい。「何でも餡子は抗酸化作用がある」といっていたことがあるけれど、・・・。)

画像 fze 005.jpg
「写真は、餡子じゃありませんが、羊羹をいただいているものです」

「しかし、お酒のツマミに饅頭はなかろう。この人との付き合いは大変だわ」想定外を平気で超えてしまうことです。

私が変な顔をしていると「想定、想定。はなから、想定」とのたまっているじゃない。何でも、般若心経の一部を変えているようだが、犬の知ったことじゃない。

その上に般若湯を飲んでいる。「お経は難しくてだめだ。般若心湯(浸透)経にしたのだ。これなら楽だぞ。ただ飲めばよい。胃腸から全身に染み渡るのだ。」「そんな、アホなことばっかり言っていると、今にお釈迦様に怒られるぞ」と忠告するけれど、聞く耳を持っていないらしい。

「はた、迷惑もここまでくれば、たいしたものだ」と感心するしかない。

リラックス・タイムにしましょう。 [人間になりたかった犬の物語より]

確定申告書類を作成しているらしい。深刻そうな顔をしている。

「何か困ったことでもあるのか」というそぶりをしていると「儲かっていないのだ」と言い出した。

付け加えて「餌代、節約しなくちゃならなくなるぞ」と脅かしてきた。

根を詰めて取り組んでいたが、一段落したのでしょう。コーヒーを用意して、一服している。

リラックスしているのだろう。

画像 fze 079.jpg

さっきの言葉が引っかかっているわけじゃないけれど、おなかがいっぱいになってきた。鼻で押し繰るような動作をしていると、

画像 fze 078.jpg

「これでも掛けて置きなさい」と古い新聞紙をおいてくれた。

「私も家族である。節約に協力しなくちゃ」そういうことにしておきましょう。「おとうさんの立場もあるし、・・・。」

ところが、厚くてなかなか掛けられないのだ。「お父さん、これじゃ、重くてだめだょ」と顔を覗き込んだ。

「そうか、そりゃ悪かった。配慮が足りなかった」といいながら、一枚だけにしてくれた。

「なんとも、私の言い分を理解してくれるところがありがたい。再度、挑戦してみよう」

画像 fze 077.jpg

どうにか様になったようだ。「お父さん、私の仕事はどうよ」

「まぁ、よいじゃないか」アイ・コンタクトである。

お父さん、インフルエンザ対策は出来ているの [人間になりたかった犬の物語より]

最近、相次いで鳥さんたちがインフルエンザにかかっているとニースになっているけれど心配になってきた。

「お父さん、我が家のインフルエンザ対策は出来ているの」というそぶりをした。ニュースで盛んに伝えている。
ちなみに私は犬ですが,居間で過ごしている。聞く気はないが自然に耳に入ってくるのだ。これを耳学方法論というらしい。

今度は鶴さんが感染したようだ。この前も、鶏さんが感染して大量処分されたようだ。何でも強毒性とか言われている。鳥さんたちも大変だ。

「お父さん、犬もインフルエンザにかかるか」「そうさなぁ」今の所は良いけれど、いずれ、体温の垣根を乗り越えちゃう遺伝子を持ったものに変化したら、お前や人間もかかるだろう。それで盛んに警戒しているのだ」「ふーん」といったものの、何のことかサッパリわからない。

「体温の違いが感染防止の役割をしているということだ。犬は人間より一度くらい高いじゃないのか」と聞いてきた。「そうだよ」「そうすると、お前たちのほうが先に感染するかもしれないぞ」これは脅しにかかってきたな。

「その前に、豚さんに感染するだろう。そうすると、豚でもないことになる。体温もさることながら、レセプターが感染しやすいようになっているらしいぞ」

「お父さん、予防策考えておいて」とお願いしなくちゃならなくなった。

「まずはうがいと手洗いだな」これには困った。私はうがいも手洗いも出来ない。散歩から帰ってくると、濡れタオルで手や足は拭いてもらえるけれど、・・・・・。

「お前には、抗菌スプレーを用意しておく、お前の匂い消しに使ったやつだけれど応用できる。」

くるみを頂いています。 [人間になりたかった犬の物語より]

08083001imgp1292.jpg
私は年に何回か胡桃を頂いております。ひところは散歩の途中、道路に落っこちていた胡桃を一つだけ加えて持ち帰ってきたこともあるくらいだ。

私の毛並みの良さは獣医さんもほめてくれる。

画像 fze 003.jpg

特別手入れをしていただいているということも無い。この胡桃が役立っていると思っている。

「胡桃とゴマと蜂蜜をあわせたものは髪の毛にも良い成分だ。使わない手は無いな。セレニームを足せばさらに良いものになるぞ。」こちらはパンに塗ってジャムのように使うらしい。

画像 fze 005.jpg

「小豆や黒砂糖とも相性が良い。」といいながら、試作品を取り分けてくれた。「こちらも頂くことにしよう。私は案外、甘党である。せ~何とかも入っているのか(犬の犬識はのくらいがちょうど良い)」「今回は入れてないけれど、・・・。それが何か」

「こういう試作品ならチョクチョクお願いします。」

リラックスタイムにしましょう。 [人間になりたかった犬の物語より]

ウォクキングに付き合わされる。
お母さんとお姉ちゃんがウォクキングなるものを始めた。なんでもテレビで「歩くことで脂肪燃焼効果。」があるという番組をしたらしく、「夕飯の後、歩く。」と言うことになったらしい。

私は犬族イヌ科の柴であるために、人間の考えることは良く理解できていないところがあるが、この家のお婆ちゃんが「夜は物騒だ。」と言ったらしいので「街灯のあるところを選んで歩く。」と言うことにしたらしいのだ。言っちゃー悪いが「この二人は影響されたことはしばらくのするが、長続きはしたためしがないのである。」

おそらく、しばらくすれば「もう散歩は止めた。」と言い出すはずである。何年もこの家族と付き合いしているので予測が出来る。そうでなくても、雪が降って寒くなれば止めるのではないかと判断できる。

人間社会は最近物騒で、悲惨な事件が繰り返されていることは、私も屋敷犬をしてからテレビ放送を何回と聴いているので知っていた。栃木県の小学生が殺されてしまったり、「パソコンで自分の父親を殺害してくれ。」と依頼したり、うそを言って振り込め詐欺をしたり彼らの社会は複雑で生きていくのが大変だとおもわれる。

その点私たちは、吠えることと、しっかりした嗅覚とクルクル尻尾があれば体外は解決できる。「シンプルイズベストとは」このことかもしれないと思っている。

画像 fze 003.jpg

知恵は人々を幸せにする為に使うものだが使い方によってはとんでもないことになる。「それならば、」と言うことで私も付き合わされるはめになる。「勝手に人を巻き込まないでほしいものである。」

直接このやり取りをしている間、私は玄関にいてほとんど昼寝をしていたことになるので立ち会っていないことになる。経過は良く知らない。予想するには「マメを連れて行くので大丈夫だ。」と言うことで決着したらしい。「どうも人間のすることは理解の範囲を超えてしまっている。」と言う所が実感である。

仕方なく、私も家をでて駅の近くまで行って線路沿いに小学校の近くに出でて、いつもお母さんが買い物をするスーパーの前を通ってまた駅に出る。

「ああ、忘れていた。」このスーパーの従業員の奥様と私の奥様は知り合いの仲で、私がチーズに目がないということはとっくにばれてしまっている。

あるとき、私も一緒に買い物に行けば「マメちゃん、チーズあげるね。」といただいたことがある。スーパーに行ってごちそうになってくる犬はそんなにはいないはずだが、そんなわけで私の名前もばれてしまっているのだ。

また、この家族は犬バシーなることを良く理解していない気がする。「犬にもプライバシーなるものがある。」と言うことである。

ある日のことであるが、私がコタツに入っていい気分になっている所を携帯のカメラで取ってしまった。フォーカスされてしまったと言うことであるが、それだけなら何も文句の言いようがないが、これをスーパーの奥様に見せてしまったのである。

画像 fze 154.jpg

何でも「マメったら、やだくて。」「これじゃぁ、犬は喜び庭駆け回りの歌の歌詞を変えなければならない。」「これじゃ、殆ど、猫と同じだわ。」と言う会話になったらしい。「スーパーの奥様だけならよいが、他の従業員の間で話題になっているかもしれない。」「これでは恥ずかしくてスーパーに行くことが出来なくなってしまうではないか。」「どこかの動物学者に知れたら、私だけネコ科犬族に分類されちゃう。」大好きなチーズをいただくわけにも行かなくなってしまった。

人間の言葉が理解できれば「訴えてやる。」と言いたい所である。

  【この星の悲しき法則重力や悩みし乙女の数や多かり】【歌サイエンスより】

お父さん、そろそろ、私の出番じゃない。 [人間になりたかった犬の物語より]

頭の黒いネズミとは
 最近、夜な夜な、我が家ではネズミが出没するらしい。本当のネズミのようにチョロチョロするということは無い。トイレに行ったり、水を飲みに行ったり、そんなに大きな音ではないけれどドアを開けたり、階段を下りてくる音がするのだ。

「マメ、ごめん、起こしちゃったみたいだな。」
お母さんとお姉ちゃんはしっかり寝ている(この二人はなぜ居間で寝ている。私もお婆ちゃんの介護のときから居間で一緒になって寝ることにしていた。)爆睡中で気がついていないのだ。コピー ~ 画像 fze 034.jpg
【写真はマメの珍道中記。私が家族と一緒にお泊りしたときのものです。】

時には、お腹が空いたのか、お茶漬けを一杯食べていくときもある。「こんな時間に食べて大丈夫か。」「お腹すきすぎて眠れないのだ。」「気をつけなくちゃ、メタボになっちゃうぞ。」そろそろ自分の健康に気を使ってもらいたい年齢である。

このやり取りは、ほとんど目と目か表情ですることになる。人間たちの言葉ではボデーランゲージというらしい。声を出して「ワンワン」と犬語でしゃべるわけにはいかないのである。私も最近この種のコミニケィーションがようやく理解できるようになったと思っている。

タバコに火をつけて一服していくこともある。

次の日の朝、お母さんが「夕べお釜の中に残っていたご飯が少なくなっている。マメ、何か知っているか。」と聞いてきた。お父さんの仕業であることはすっかりバレているのだ。

「犯人は頭の黒いネズミだな。」といっていた。最近、幾分か白髪も混じってきたが、なんともうまい表現である。

おまけに彼はネズミ年の早生まれである。

ワーイ、新そばだ。リラックスしましょう。 [人間になりたかった犬の物語より]

「ワーイ,今夜は新そばだ。」お勝手のほうでゆでている匂いがしてきた。

その前に、お断りしておかなくちゃなりません。私は人間になりたいとは思っていますが、犬である。それも、れっきとした日本犬で柴という種類です。

そばも,ラーメンもいただく。これを「面食い」というが、顔立ちのことではありません。
07100601imgp1201.jpg
そばに関しましては、ほとんど、通だと思っております。たれをつけずにそのままいただく。
「これがたまらないのだ」

あそうそう、そば粉は北海道産のもので二八蕎麦です。「これからはちょくちょくいただける。」
 【新そばの 匂いうれしき 夕餉膳】という雰囲気でしょう。
長野県産のものはまだ実をつけ始めたところでしょう。

余談になりますが、お父さんに言わせると、「そばのたれにあごのだしを使えばモットおいしくなる。」
07032401imgp1052.jpg
【おやつに、そのトビウオをいただいています。「マメいまにに羽が生えてくるぞ」と脅かされながら、・・・・。

リラックスしましょう。 [人間になりたかった犬の物語より]

アピオスに葉面散布剤をまいている
 お父さんが早く帰ってきた。庭に植えてあるアピオスに葉面散布剤をまき始めた。留守番をしていたので犬走りの鎖に繋いでもらった。これでリラックスできる。今日は出かけないらしい。

「おーい、何しているの、何かの消毒か。」ときいたら、「庭の土が良くないので(土の入れ替えはしていない。)アミノ酸系の散布剤をまいて芋が大きくなるようにしなければならない。」と言い出した。「一回では無理だ。後二回はまいてやらないといけないが、日中はまくわけには行かない。」(日中、日差しの強い時は避けるほうがよい。)

「それって肥料のようなものか。」お父さんを見習って分からないことは何でも聞くことにしている。百聞も一見(犬)も使うことである。「今回のやつは飲んでも良いものにしてある。」(窒素、燐酸、カリを添加すれば液肥になる。)言い出した。「飲んでも良い肥料なんてあるのか。」「人間用だ。お前がここに繋がって舐めても良いぞ」頭がこんがらかってきた。

さっき水道のところで溶いていたものらしい。「アミノ酸がペプチド構造になっているので葉っぱから吸収できる。出汁にもつかえるものなので舐めたら美味しいかもしれないぞ。」出しになるものが何で植物に効くのか不思議でならない。
「応用力ということになるが普段から訓練していないとそうは発揮されない。要するに、アミノ酸分子が相当細かくなっているのだ。植物の呼吸している孔を簡単に通ってしまうということさ。」というではないか。どこをどう見てもそんな孔は無い。「目では見えないくらい小さいものだ。」と教えてもらった。

07032401imgp1052.jpg
(写真と文章は一致しません、私がトビウオを頂いている所です、。)

簡単な噴霧器で葉っぱにかけている。「もう少しで花が咲くかもしれない。花芽が出てきた。デジカメで写真にしなければならない。」(後々のために記録しておこうと考えているらしい。)

「花も何か加工できるのか。」「茶剤にはなるぞ、配合によってはすばらしいものになる。」「それって、犬でも飲めるものか。」(私の発想はこんなものである。)「飲んで飲めないことは無いが、お前の口に合うかどうかは実験してみなければなんともいえない。」(お前モニター犬をするか。)とでも言いたいのだろう。

「お姉ちゃんやお母さんには良いものだが、・・・。」20-7-10

 注 後半の(・・・・)はお父さんの考えていそうなことを書き記している。マメ・パシーも役に立つ。

「お父さん、おきてよ。」誰か来たようだけど、・・・。 [人間になりたかった犬の物語より]

少し前の記事になります。

お父さんが帰ってきた。お昼ちょっと前である。「今年は暑いので、サマータイム制にしている。」とは言っていた。涼しいうちに仕事をして、暑い時間に、休むことにしているらしい。

お昼寝を始めちゃった。しばらくすると誰かが郵便ポストに何か投げ入れていった。玄関の外である。これは座敷に行ってお父さんを起こさなきゃなるまい。

寝ているところへ行って吠えた。「マメ。まだ散歩の時間じゃない。」といわれてしまった。何回か吠えたけれど、・・。「何か他に用事でもあるのか。お前、水がなくなっているのか。」玄関に行ってみて来たようだ。「水あるじゃないか。」また寝てしまった。

「本当はそんなことで起こしに来たんじゃないけれど、・・・・。そのうちに気が付くだろう。」コミニュケィーションの難しい所である。まして、犬と人間だ。

午後の仕事に出かけるらしい。2時過ぎの事である。ペットボトルの水を凍らせておいて、タオルに撒いたものを持って出かける。車の中は相当暑い。脱水状態にならないように気をつけているのだろう。

玄関まで行ってお見送りしよう。ドアを開けてポストを見たらしい。配り物と回覧が差し込んであった。

画像 fze 003.jpg
【写真は違うものを使用しています。】

「マメ。このことで起こしに来たのか。」やっと気が付いてくれた。「そうか、お前、仕事をしに来たのか。偉い子ちゃんだなぁ。ついでに、留守番、お願い。」といわれた。

私も、ちょっとは家の役には立っているのだ。

お婆ちゃんのいたころはアニマル・セラピーまでしていたけれど、・・・。

リラックス・タイムです。 [人間になりたかった犬の物語より]

秋の楽しみ2(秋刀魚)
もう一つ秋に成れば、心待ちにしていることが有る。旬の秋刀魚である。これがたまらないのだ。長野県は海がないので新鮮な魚にはなかなか恵まれなかったが、最近は冷凍技術が発達して、新鮮な秋刀魚が手に入るようになった。

「電子レンジの技術を使い冷凍しても魚の組織が壊れていないので、殆ど取れたときの美味しさを維持できるものまで開発されている。」とお父さんが言っていた。この国【信濃の国】の歌に【海こそなけれ,ものさわに】と言う件が有るが、あれは、明治時代の歌詞として、冷凍技術と、道路が良くなり遠くのものでも、鮮度がそれ程落ちないうちにスーパーに並ぶことになったのは嬉しい限りである。

今日はその秋刀魚がいただけるらしい。台所でお母さんが先ほどから焼いているのだ。いい匂いがしてくるではないか。「よだれがでてきちゃう。」台所から、「マメも、秋刀魚食べるのか。」と聞いてくる。「解かりきったこと聞かないでくれ。」「さっきから、伏せをしてじっと待っているではないか。」【私は台所へは入れない決まりになっている。】

しばらくすると、お母さんが秋刀魚を皿に持って食卓に置いた。「早く食べたいのだ、ワン」と催促すると、「まてだょ。」と来る。こうなった時は伏せをして待っていなければならない。「一体、いつまで、待たせるの。よだれが出てきちゃうじゃないか。」

お姉ちゃんが、私の食べやすいように取り分けてくれた。【秋深し、秋刀魚の味や、夕餉時 掛けるレモンや 想いは巡る】と言った雰囲気である。読者諸氏においては「お前、歌なんかやるのか。」と言われるけれど、私の状態をお父さんが翻訳してくれるのだ。(バウリンガル仕様といっているのはこのことです。)

「レモン汁かけるのか。」「大根おろしはいるのか。」と聞いてくるがそんなものはいらないのである。一塩タイプになっているのでちょうど良い味である。

お父さんが「マメ、頭と骨もいるのか。」と聞いてくる。其れもいただくことにした。「しっかりかまないと喉に引っかかるょ。」「そんなこと言われなくとも知っている。」「真剣に食べているのだ、話しかけないでくれ。」

良く考えると人間は頭や骨は食べられないことに気がついた。「と言うことは四匹分の其れは全部私がいただけるのだ。」「欲の深い所見抜かれちゃうかな。」そんなにあわてて食べなくても良いのだ。

「それにつけても秋は美味しいものがいっぱいあるので嬉しくなっちゃうなぁ。」

注 秋刀魚は胃袋がないためにそのほとんどを食べても問題のない魚である。
   何年か前の記事です。  
  
【秋の日や 味わいにけり 海の幸】【秋刀魚食べ しみじみ想う 海の旅】
【レモン汁かけて味わう秋刀魚かな】【あごの出しのそばやうれしき旨き夢】


前の10件 | - 人間になりたかった犬の物語より ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。