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コンダクターさえ確りしていれば (音楽の脱線授業、) [面白中学の吹奏楽の次に来る文章ですが、]

吹奏楽の練習や発表を見聞きしていて、中学生時代は「あんなに個性豊かな楽器も指揮者の手に駆ると豊かな音楽を演奏できるものだなぁ。」位の感想しか持っていなかったが、あるとき、クラリネットをしていた友達とオーケストラにでかける機会があり、単一の楽器だけの演奏よりも幅があるし、ドラマというか、盛り上がり方がぜんぜん違うのはなんだろうかと考えていた。このことは人間や、組織にも同じことが言えるのではなかろうかとも考えていたのである。特に会社勤めをしている時期に、「様々な個性がお互いを切磋琢磨すればよいものが出来るのになぁ。」という思いがあったものの言い出せずにいたが、学校の中でオーケストラの調和の話などから様々な試みを始めることにした【相互学習の試み】。

近年異業種交流の試みがなされているが、他の視点から自分の産業や会社を見直してみると何か抜け落ちているものや、素人の発想が新鮮な刺激になると考えてのことであると思われる。どんな組織でも、研究所でも専門の違う、個性豊かな人と人とが相互に協力し会えれば素晴らしい組織や商品が生み出せるはずである。そのハーモニー効果は多くの課題を解決してくれるだろうが、制度的な面が整っていないような気がする。会社の内部でなら何も問題はないが、如何しても一社だけでは解決できない課題が多くなってきている。

実は多くのメーカーにアイデアの提供はしてきたが、こちらが利用されるだけで大したメリットのないことに気づかされたのである。その経験が特許を勉強するきっかけであったのだ。そのとき、協力してくれる人が部外者であるときに何らかのルールと保証が必要ではなかろうか。【名南製作所ではこのことを会社の中で上手く活用して業績や発明や人間関係を良くする試みが行われている。】又、ヨーロッパの栄光は優れた個人の業績を貴族や大衆が支えることで成し遂げられたものであるし、アメリカの其れはシステムの勝利だと考えられる。各方面のエキスパートを集めることでさまざまな創造物を作り出してきたといえる。

しかし、まだ多くの分野で個人がしくしくとしている事が多いのも事実である。何かのプロジェクトに個人及び小さな組織が参加して、お互いの短所を埋めあうことで新たな飛躍が出来ると期待して何年も待っているがなかなか良い組織にめぐり合っていないとも思う。この国においては二人或いは四人による所のペアのシステムにしなければならないと考えている。プロジェクトチームの手法である。多くの経営者なら体験的に理解しているはずである。学校や、教育の現場でもお互いの個性を尊重して素晴らしいクラスが出来ることは中学時代の先生の授業や自由時間の中で既に理解出来ていた。発明研究会に参加して見て様々な分野の人とコミニケーションできることは何よりも良い刺激になった。

自分では不得意の分野でもそれなりの情報や知識が身につくし、人生の振り幅が広がってくるという経験をすることになるなど、何よりも積極的な姿勢が伝わってくることは大切なことであるが、継続して情報を組上げることや、数個のアイデアを議論し試作して権利化や商品化までこぎつける地道な活動にはなりえていないという問題がある。【ブレーンストーミング及びプロジェクトの項参照】日本全国にこれらの活動を支援するNPO法人を用意していかなければならないと考えられる。また、其れを支援する公共団体や企業組織が存在しなければならないであろう。

最近、産学官の連携による所のプロジェクトが各地区に出来ているその形態でもよいが、構成員の間で温度差のない状態にしなければならないが、大学のほうも個々の企業と連携するくらいの段階に留まってしまっているような気がしている。共同参画社会はその構成員で負担も利益も分けなければならないそのルール作りが急がれるということである。(イソップ物語の中にその基本的な考え方は書き記されている。ライオン、狼、羊の狩の話や対価の得るものの話である。)もう一歩すすんだ組織にしていかなければならないのだが、・・・・・・・・・・・。そのための雛形や基本的なルールは(社)発明学会や各地区の発明研究会にあるのでそちらを利用することをお勧めします。

  【手それマリ垣根の向こうで見た夢はいつもと違う新鮮世界】【歌創造学より】

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