勘が良いとかいうことは ブログトップ

無題という名の大事なこと [勘が良いとかいうことは]

勘が良いとか、悪いとか。新たな発想や着想の来る状況は、或いは発明や発見が起きる心的環境はどういう状態のとき最も発揮されるでしょうか。発想が訪れやすいようにチャンス・メークするということです。

例えば、人と人の場合。AとBが議論しあい。部分日食のように重なり合ったところで起きてくるのではないでしょうか。重なり合はないところで起こってくることはまず少ないでしょう。ノーベル賞学者の小林、益川両教授の業績が見事に物語っているじゃありませんか。

豊かな文化を育んできたルネッサンスは十字軍の遠征がもたらしたものだと分析している歴史学者がいます。異質な文化と触れ合った所に新たな芸術や科学的な発想が生まれたということです。

考え方の場合も同じようなことが起こるでしょう。数学の(A+B)(A+B)展開式の2ABの部分で起こることが多いはずです。本来AとBは異質なものでしょう。異質を、或いは違いを認識しながら融合する所に起こることが多いはずです。(違いのわかる男の何とかやら、という雰囲気でしょう。)

「あの人はちょっと変わっている。」とは違いを認識したと捕らえるべきですが、「少々変わっているくらいのほうが何らかのものを持っている可能性が高いものだ。求めて彼らを友達にしろ。」とアドバイスしてくれた先輩がいた。「ともすれば、排除の心理が働いてしまいかねないけれど、この人何か持っているな。今の所はなんだかわからないけれど、話をしてみなくちゃわからない。くらいの勘を働かせたほうが良い。」若い頃よりそのように振舞ってきました。

おそらく、世界中で活躍できているユダヤ人は「異質な他者を喜んで受け入れお互いを華昇りさせる術を知っていたのでしょう。」タルムードの精神を一度紐解いてみる必要があるのかもしれない。
 【華昇り】とはお互いの良いところを切磋琢磨して次のステップに移行するという状態を言い表す私の造語です。

忘れないで頂きたいことは、2ABの部分には裏表があるということでしょう。
重なり方が二通り以上あることになります。最初に井戸を掘った人に有形、無形の感謝を忘れないことです。(戦後70年以上もたつのにユダヤ人は杉原さんの業績を忘れることはない。)そして、利益が発生した時、どう配分するのか(その方法はイソップ物語の馬とキツネとライオンの狩の話、参照。)それが、あなたと家族にとってのゴールデン・ルールになるはずですが、(エルマーホイラーの成功法則)

どうしても話すチャンスがないときは、ひとりブレーン・ストーミングという手法を取り入れてきたと考えています。メーカーの立場、消費者の立場に自分を置いてみるということでしょう。ひところ、竹村健一氏が分裂型思考と表現したのはこのことではないかと思っておりました。
【参考文献、竹村健一著 分裂思考で行動しよう】

そして、この記事は私のいくつかのブログにダブル投稿しなくちゃならないでしょう。色々な所で人々が協力し合いながら新たなものを、・・・。社会を作り出していかなければならなくなってきているのではないでしょうか。そして、再び、問う、違いはなんでしょうか。と、・・・・・。

尚、興味のある方は(面白中学の三年間とその後、縦の比較、横の比較と読み合わせていただきたくお願い申し上げます。

勘が良いとかいうことは ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。