人間になりたかった犬の物語より。 ブログトップ

リラックスしましょう。 [人間になりたかった犬の物語より。]

結膜炎にかかってしまった。病院に連れて行かれた。何てことだ。

「お父さん,どうして、結膜炎になるの。」と聞いた。「そーさなぁ。」腕組みをして考え始めた。

「お前,この前の散歩のときにビッコ引いていたよなぁ。あの時、足を怪我したのじゃないかもしれないぞ。」と言い出した。「結膜炎の菌で足がおかしくなっていたのかもしれないなぁ。」「何で目の病気の原因菌が足に住み着いているのだ。」「そんなことお父さんだってわからないわ。」これには困った。

「お前、その足で、目の周りを掻いたか。」と尋問された。「そんな記憶はございません。」人間たちの世界で、特に証人喚問の席上使用される常套的な答えをしておくしかない。事実、覚えていないのだから、・・・・・。

「いずれにしろ,柴犬はアトピー犬だ。(この家では柴犬も忙しい。コリー犬にされたり、アトピー犬になったり、・・・・。)しよっちゅうアチラコチラ掻いているじゃないか。」見ていないようなふりをしているけれど、しっかり観察されている。「ハイ、掻きました。」と認めなくちゃならない。

時代劇の遠山さんと同じ事になってしまうじゃないか。

てっきり、柴犬なので、尻尾をしょってることが原因じゃないかと思っていたけれど,・・・・。犬の認識はそのくらいで丁度良い。そんなそぶりを感じ取ったのだろう。(バウリンガル仕様と言い出しています。翻訳もシナクチャならない。)

「そのけつマクルとは意味が違う。」釘を刺された。

そんなわけで、1日何回か目薬を差される羽目になっております。「駄目な犬だなぁ。」はお父さんの感想ですが、皮肉をタップリ込めているようだ。

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