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創造力ノートより [バーバラ・寺岡さんの記事]

かなり古いノートである。「創造力ノート」という題が付けられている。何冊もあるうちの一冊である。ナンバー3と記載している。このノートはどちらかといえば、新聞などの切抜きをテープで止めて、その余白に自分の意見や感じた事を書き記してある。このノートではないが昭和の年号の付いたものさえある。健康雑誌の宣伝にいたってはそこから発想したオリジナルなアイデアまで書き込んでいる。これから話題に上がってくるだろう商品予測の為に使用してきた経過がある【市場調査ならびに商品の持つ傾向分析】。

新聞の記事は平成7年5月5日付けで、出所は信濃毎日新聞である。彼女の生い立ちの中から学んできたこと「どんな貧困の中でも、母は豊かさとは何かを教えてくれた。」【課題を見つけ出すということ】「必要最低限の物資にもこと欠く中で暮らしの知恵の大切さを教わった。」【家庭教育と暮らしの知恵】そして、自分自身もさまざまな病気をしてきた。肥満、拒食症、胃潰瘍、膠原病などである。完治させたのは現代医学ではなくフルーツの酵母や発酵食品であると話している。自然の恵みを生かしたものを「神様ブランド」と呼ぶことにした。【素材を工夫することと自然の豊かさに感謝の気持ち】

その後、父にからも「何があっても人にとられない。自活できる財産を築きなさい。」といわれ続けた。フードデレクター(料理研究家)であり、風土に適した健康、美容法のアドバイザーであり、発明家になった。【クリエイテブの心】その財産こそが暮らしを豊かにする知恵や技術である。【発明家の基本的な心構え】実際、商品化したのは7件のパテントを含めて250種類になるらしい。【聞く耳を持つこと、継続は力なり、参照】、

「本来、日本人ほど知恵の豊かな国民はいない。」はずだが、現代の日本人は大切なものを忘れてしまったように見える。【現在の社会的な風潮やクリエイテブの欠如と偏重現象】「エネルギーのない国で工夫を凝らして2000年以上も住んできたのに、・・・・。」【その歴史的な背景、追認の技術】「日本人が、本来の知恵に目覚めて欲しい。私達が生きている間はまだ伝え残すことが出来る。」【行きたい所、夢、目標、希望、展望】と結ばれている。発明者や研究者なら極自然にこの行為をしているものと考えられる。

誰でも生活しながら、そのなかから課題を見つけ解決しようという試みを今日から、今から始めることである。ましてや、今日の経済的な状況から脱却する方法は技術革新を置いてほかには見当たらないような気がしている。他のことはどうしてもあちらを立てればこちらがたたず(二律背反)という状態になっているものが多いといえなくも無いのだ。

権利化できる、出来ないに関わらず多くの人たちが欲しくなるような物を生産し供給していかなければならない。そして、それらのヒントは生活の中にあるはずだ。

【  】の部分はノートの余白に書き込んだ私自身の解釈である。

注 この記事は現代版徒然草素描又は知恵比べに投稿済みになっているものです。

 





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