親父の記憶

先月、親父を亡くしました｡母親を早い時期になくしたために農作業ほかを手伝わなければならなかった｡

その休憩時間にやりとりした事柄である｡（面白中学の三年間とその後の中に同じ表題があります｡参照）

「親父。何であんなところに柿の木があるのだ｡しかも、一本ずつ点在しているけれど、・・・・・・。」と聞いてみた。

「あれはなあ。昔あそこに何軒かの家があったのだ｡」「田尻（地名）土砂崩れが起きて住めなくなったために、富吉、和佐尾などへ引っ越ししたのだ」

「今でも、そちらの家の畑がこの下にあるじゃないか」

そういえば何軒かの家の人たちの畑が点在していたし、中学生時代の友達も農作業の手伝いに来ていた｡その年代は村史の中に収まっているはずだが、・・・・。